アーカイブ:2015年8月

お盆の飾り

こんにちは、藤井です。
今回は、お盆のお話。

先日のお盆休みに、久しぶりにおばあちゃんの家に行ってきました。
お盆には、きゅうりとなすびの乗り物を飾ったりしますが、みなさんは作られたりしましたか?

精霊馬

「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれるこれは、きゅうりが馬、なすびが牛を表しているそうです。
ご先祖様がこれに乗り、行きは足の速いきゅうりの馬で、早くお家に来られるように。帰りは足の遅いなすびの牛で、お供え物をたくさん積んでゆっくり帰れるように、ということです。

おばあちゃんの家でも、お仏壇にきゅうりを飾っていたそうです。
ところがある日、そのきゅうりがおばあちゃんの目の前で、ぽーんと勝手に転がり落ちてしまったのです。
そういえば、おじいちゃんはきゅうりが嫌いだったそうで…
嫌いだからって、蹴飛ばさなくてもいいのにねぇ。と、おばあちゃん。(^_^;)
お盆には、不思議なこともあるんですね。

セミの鳴る木

営業部のカタオカです。夏も本格的に始まった今日この頃、寝苦しい夜と早朝に悩まされます。特に朝方、「シャーシャーシャーシャー」四方八方から聞こえる夏の名物・・・

そう、セミです。
私は、ちょっとした音でも起きてしまうため、夏でも窓を開けて寝られないのです。
(暑い……けど、外はうるさくて寝られない…)

ある日曜日の朝、子供と何処のセミが鳴いているのか確認しにいくと・・・
なんと我が家の庭にある木にパッと数えるだけで20匹以上のセミの軍団が・・・。
下の写真がその木の一部分。(他の木も合わせるととんでもない数のクマゼミです。)
近くには、あちこちに抜け殻もあります。

セミの軍団 クマゼミ あちこちにある抜け殻

アブラゼミの幼虫は、土の中で6年過ごし、7年目の夏に土の中から出てくるようで、種類により異なりますがクマゼミもアブラゼミに近いらしいです。

娘と息子との3人で観察していたのですが、「このセミは娘と同級生で、ようやく外に出てきたんや~。しかも成虫の寿命は2週間程度なんや~。」と思うと、何か感慨深いものを感じざるを得ませんでした。

『有限である時間を大切に使いましょう』
セミの観察から改めて考えさせられた教訓です。

梅雨の七変化

こんにちは、藤井です。
先日やっと梅雨明けし、もうすっかり夏だなという感じです。
梅雨はじめっとしたイメージがあり、あまり得意ではありませんが、梅雨時に見られる紫陽花はなかなかお気に入りです。

梅雨時に見られる紫陽花

紫陽花と言えば、くるくると移り変わるあの色。別名は「七変化」とも呼ばれるそうです。
昔、紫陽花の色は土のpHによって変わる、と聞いたことがありますが、なぜそうなるのか詳しくは知りませんでした。みなさんはご存知ですか?

という訳で、気になったので少し調べてみました。
私が一番気になっていた、土のpHによって色が変わる、というのは本当みたいです。
そもそも紫陽花の青や紫、ピンクの色は、アントシアニンという色素によるものですが、それがどうpHと関係しているのでしょうか。

アントシアニンは、アルミニウムと結合すると青色を、アルミニウムが少なければピンク色を発色します。このアルミニウムがポイントで、アルミニウムは酸性では水に溶けやすく、アルカリ性では水に溶けにくくなっています。
ですから、アルミニウムがよく溶け出す酸性の土では青色の紫陽花が、アルミニウムのあまり溶けないアルカリ性の土ではピンク色の紫陽花が、それぞれ咲くことになります。
なるほど、単に酸性アルカリ性、というだけではなかったんですね。
ちなみに、白い紫陽花も見かけることがありますが、これはアントシアニンを持っていないので、土のpHに関係なく白く咲くそうです。

この色の変化から、紫陽花の花言葉には「移り気」など、ややマイナスイメージなものもありますが、
微妙な色のグラデーションは、夜明け前の空のようで、とても綺麗だなと思います。

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