先代に引き続き、微生物を生かした取り組みを使命とし「微生物とともに生きる」をスローガンに事業活動を、社を挙げて全力で進めております。
私たちの社会は、便利になっている一方、環境に与えているストレス(負荷)は益々増加しています。私たちが豊かな社会を次世代へ、つないで行くことは、今を生きる私たちのお役目でしょう。そのためには包括的な、持続可能な社会を見据えた行動が必要になっております。
私たちの周りには、肉眼では見えない小さな生き物たちが、非常に多く存在しています。この小さな生き物たちが「微生物」です。
日本では古くから目に見えない微生物を活かしてきた文化があります。世界で最初とされるパスツールらが無菌法を発見する300年前の1560年から「火入れ」という微生物の無菌法が使われてきました。また、日本には鰹節、味噌、醤油、お酢、漬物、納豆、日本酒など、微生物を使った様々な発酵食品があります。私たちは、実際に、微生物の海に住んでいるのです。微生物は地球上の先住者であり、私たちはこの地球上で生まれてから永い間、微生物と共生して来ました。この共生という社会の中、大自然は英知を蓄積し、その英知を頂いて、命の営みが続いています。
私たちが健康的な生活を送れるのも、私たちが出した汚れやごみを、実際に微生物達が綺麗にしてくれるからです。市場には商業主義に乗って微生物を殺す好戦的な商材に溢れています。しかし、私共は自然の理の通り、微生物と共存可能な事業を推進します。汚染と病気を防ぐためにも、世界中で環境分野のシンバイオティクスSynbioticsから生物多様性保全を進めて参ります。私たちの健康と豊かな未来のために、これからの皆様、パートナーや諸先輩方の皆様には今後とも益々のご指導賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役社長 森下 新太