アーカイブ:2011年11月
曝気槽(ばっきそう)とは、排水処理において、排水中に圧搾空気を散気管やエアレータ等により微細な気泡として吹き込む水槽のことで、微生物の生物化学的酸化反応を促し、水中に含まれる汚濁物質を後の沈殿槽で沈殿させるための槽(タンク)です。
活性汚泥法では、微生物が含まれて排水処理に適当な状態になっている汚泥(=活性汚泥という)を用いて、処理を行うやり方です。
微生物による排水処理技術である、BIO-RESEシステムでは、オーダーメイド方式で現場の排水にあった微生物を開発使用することで活性汚泥を基本使用せず、微生物に働いてもらう所が大きく異なります。
その方法は活性汚泥法で使用している曝気槽(ばっきそう)を利用してその上部等に、バイオリアクター(汚濁分解に適した有効な微生物の棲み家)を付加することにより行います。
このやり方は排水中の汚濁物質をよく酸化分解することにより、従来の活性汚泥法に比較して汚泥減容において約5倍~18倍と浄化効率をあげることが可能になります。
活性汚泥法に比べ、汚泥の管理費用や廃棄費用など、汚泥処理にかかる費用を大幅に削減できることが、大きな特徴です。
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