アーカイブ:2011年
曝気槽(ばっきそう)とは、排水処理において、排水中に圧搾空気を散気管やエアレータ等により微細な気泡として吹き込む水槽のことで、微生物の生物化学的酸化反応を促し、水中に含まれる汚濁物質を後の沈殿槽で沈殿させるための槽(タンク)です。
活性汚泥法では、微生物が含まれて排水処理に適当な状態になっている汚泥(=活性汚泥という)を用いて、処理を行うやり方です。
微生物による排水処理技術である、BIO-RESEシステムでは、オーダーメイド方式で現場の排水にあった微生物を開発使用することで活性汚泥を基本使用せず、微生物に働いてもらう所が大きく異なります。
その方法は活性汚泥法で使用している曝気槽(ばっきそう)を利用してその上部等に、バイオリアクター(汚濁分解に適した有効な微生物の棲み家)を付加することにより行います。
このやり方は排水中の汚濁物質をよく酸化分解することにより、従来の活性汚泥法に比較して汚泥減容において約5倍~18倍と浄化効率をあげることが可能になります。
活性汚泥法に比べ、汚泥の管理費用や廃棄費用など、汚泥処理にかかる費用を大幅に削減できることが、大きな特徴です。
BIO-RESEシステムの詳しい説明はこちら
【加圧浮上装置】
加圧浮上装置では、高圧をかけることで水に空気を溶かし、原水と混合させることにより、浮上槽
において大気圧に減圧される際に微細な泡を発生させます。この微細な泡が、汚水中の浮遊物質に付着
させ強制浮上させる装置です。また、分離する槽のことを加圧浮上槽と言います。
油分を含む排水の場合、凝集剤と併用して使用することが多く、従来の活性汚泥法では、薬品代、装置
のメンテナンス費用などが排水処理経費として必要でした。
大阪生物環境科学研究所のBIO-RESEシステム-微生物による排水処理技術-を利用することで、油分を含
む排水であっても、加圧浮上装置・凝集剤を使用することなく排水を処理できますの
で、従来の活性汚泥法に比べ、必要経費を大幅に削減することが可能です。
詳しくは、こちらのページをご覧下さい。BIO-RESEシステムのコストパフォーマンス