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微生物OSK(1)

こんにちは。森下恭子(やすこ)です。久々にお目にかかります。

今回は、身の回りの微生物のお話を致しましょう。
微生物は、肉眼では見えない生き物の総称と言われています。ですから、みなさんの目に留まりにくいのは当然です。

しかし、私たちの見渡す限り空気中、水中、家の壁、床・・・ありとあらゆる場所に微生物はいるのです。極限の地(北南極、氷の中、100℃の温泉水の中)からも微生物は発見されています。

もっと身近なところでいうと、私たちの皮膚は常に微生物によって守られています。それは、常在菌と呼ばれていて、病原菌の侵入を防いでくれています。常在菌が体表面でいちばん少ない場所は、いつも手洗いしている掌(てのひら)であり、1 ㎠当たり100個程度存在しています。他の体表面では、掌の100倍以上の常在菌が存在していると言われています。

それだけでなく、私たちの腸内には、約100兆個の微生物がいて、私たちが食べた食物の消化吸収を助けています。
つまり、私たちは毎日、微生物のお世話になっているのです。

「微生物は地球上の分解者である」と、中学理科の教科書で学習した人も多いのではないでしょうか。リンゴは、木から落ちると腐敗して、その姿をなくしていき、土に還っていきます。地上の植物、動物も、枯死すると同じ運命にあります。その働きを、分解者である微生物がつかさどっているのです。

このように、小さな目に見えない生き物が、実は、私たち人間が生きていくにはなくてはならない存在であるのです。これら微生物がいなくては、人は一刻も生きてはいけない、とても重要なパートナーなのです。

微生物にも、人間と同じように個々に特徴があります。
当社では、40年にも及ぶ微生物研究の中で、「分解する対象物が異なれば、それらを分解する微生物が異なる」ことを発見しました。

この発見を技術化し、排水処理に活用したのが、当社のオーダーメイド微生物浄化法(Bio-RESEシステム)となります。次回はBio-RESEシステムについて少しお話させていただきます。

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