スタッフブログ

ベーコン作りと好塩菌

こんにちは、早川です。
カレンダーの上では夏も終わりに近付いている・・・はずですが、暑い日が続いています。
私はお客様の排水処理施設へメンテナンスに伺っては2L水分補給する日々です。
まだまだ熱中症などが考えられますので、皆様もどうぞお気を付け下さいませ。

さて本日は私の趣味のひとつ、ベーコン作りのお話です。
ベーコン作りは意外と簡単で、以下の4stepで出来てしまいます。

(1)漬け込み(お肉に塩や砂糖・香辛料で味と香りを付ける)
  ↓
(2)塩抜き(水にさらして余分な塩分を抜く)
  ↓
(3)乾燥(余分な水分を飛ばす)
  ↓
(4)燻煙(くんえん)(桜チップなどで香りをつける)

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市販品ではなかなか味わえない薫り高い風味が存分に味わえて、とてもお勧めですよ!

(1)の漬け込む塩分を抑える事で(2)の塩抜きを不要にする作り方もあるそうですが、
やはり個人的にはしっかりと漬け込んで、自分なりに調整する方が好みです。

(1)で用いる塩分は、お肉に対して3%。塩水で考えると海水と同水準でしょうか。
古今東西、塩は食品を保存する目的でも使われてきました。
ベーコン作りで塩分を加える理由も、その一環でしょう。

一般的な活性汚泥法における塩分濃度の上限は0.6%、
条件が非常に上手く合致した場合であっても1%が限界と言われています。
塩分濃度3%という環境が、多くの微生物にとっていかに厳しいものか良く分かりますね。

しかしながら微生物にも様々ございます。
中には好塩菌と呼ばれる、塩を含む環境を好んで生息の場とするものも存在します。

弊社ではこのような特殊微生物を最大限に活用して、
各工場の排水の基質に応じた微生物を開発し、
お客様の元にご提供させていただいております。

などという営業寄りの話はさて置きまして、
単に食い意地の張った私個人の考えとしましては
これらの食材と微生物を上手に組み合わせる事で、
例えば塩漬発酵食品など、新たな食品が出来ないかなと
自家製ベーコンをビールのつまみに夢想している次第でございます。

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