身近な微生物

こんにちは、早川です。
本日は少し趣向を変えて、身近に存在する微生物の話をしたいと思います。

古来より陰に陽に我々の生活を支えてくれている微生物たち。
近年では数多くの企業様がその有用性に着目し、
微生物の力を活用した商品の開発・販売が盛んに行われています。

その中でもやはり個人的にはお酒やチーズ、調味料etc…
長い年月をかけて成熟していった食文化への貢献は素晴らしいと感じています。

という事で今回は食のお話。題材はキャベツです。
(今まさに春キャベツが旬ですね。お財布的にとてもありがたい存在です!)

キャベツの葉には乳酸菌が存在しています。
また葉が折り重なっているため他の野菜に比べてその量は多い、とも言われています。
乳酸菌は御存知の通り人間にとって有益な微生物であり、
ビタミン群をはじめとした栄養分を豊富に生産してくれます。

しかし生野菜ではなかなか量を取ることが出来ません。
かといって加熱してしまうと、せっかくのビタミンC等も吸収し難くなると言われています。

そこでお漬物の登場です。
キャベツのお漬物といえばザワークラフト。ドイツ発祥の食文化ですね。
実は私は以前酢漬けのザワークラフトを食べて「これは口に合わない…」と思った人間ですが、
ザワークラフトの本来の作り方は、塩漬けにして乳酸菌により発酵させる方法だと耳にしました。

実際にザワークラフトを乳酸菌発酵で作ってみたところ、
元がキャベツとほぼ塩水とは到底思えない旨味に溢れていて、今ではすっかり病み付きです。

物臭な私でも出来る、安くて簡単で美味しい素敵なお漬物。
詳しい作り方は専門のサイトに譲るとして、是非一度お試しいただけば幸いです。

微生物の存在を人間が知るより遙か以前から続く、二人三脚の食文化。
ロマンを感じずにはいられません。

春爛漫

数日前の近所の桜。まさに春爛漫といった心地です。

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