汚水の好気微生物処理

活性汚泥法

1862年イギリスのロイドが汚水に空気を吹き込んで実験したことから始まる。現在も排水処理の主流として、下水道処理場などはこの方法で行われており、140年の歴史がある。

(活性汚泥法の例)

汚水負荷を100とすると、曝気(空気を入れること)によって汚水中に元から存在する微生物の作用で約70となり、放流水が3、汚泥は67となる。

大量の汚泥が出ることが特徴で、その処理費が大である。

オーダーメイド微生物浄化法(バイオレメディエーション)

活性汚泥法の微生物の分解力を強化した方法で、この分解力の優れた微生物を開発して現物に導入し、汚水中の有機物を分解させ、汚泥の大幅削減を可能にする技術を言う。

(一例)

(株)大阪生物環境科学研究所は、この微生物を汚水に合わせてオーダーメイドで開発する技術を持っており、国内はもとより国外でも実践している会社である。汚濁物を微生物が分解してCO2とH2Oにしていくので環境への負荷は軽減され、地球環境の修復に多大な貢献が可能となる。NHKでの放映や新聞にも多く取り上げられ、その技術は注目を浴びている。

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