よくあるご質問

現在使用している活性汚泥法とどこが違うのですか?

従来からおこなわれてきた活性汚泥法は、汚泥に元から含まれている微生物を利用するものでした。

オーダーメイド微生物による汚濁分解では、分解効率をより向上させるため、汚水の種類にあわせて使用する微生物を選定し、その微生物がもっとも活動しやすい環境を整えるなど、お困りの点にあわせて処理方法を構築いたします。

活性汚泥法とオーダーメイド微生物のメリット・デメリット
活性汚泥法とオーダーメイド微生物のメリット・デメリット
どんな汚濁物質でも分解できますか?

オーダーメイド微生物は、油脂が多い汚水であれば脂質の分解を得意とする微生物を、でんぷん質が多い汚水であればでんぷんを分解する微生物をと、その汚濁物質を分解するのに最も効率の良い微生物を開発し導入します。微生物が分解で きる有機物であればどんな汚濁物質でも分解・減少が可能です。

また、特定の化学物質を分解する微生物を検索することも可能です。 ただし、微生物が分解できない無機物(土砂など)が含まれる場合は、それらを除いた成分のみを分解します。

分解にかかる期間はどれくらいですか?

通常の汚水であれば、1~2日内に約80~90%を分解できます。この期間を超えて反応を続けても、微生物のエサとなる汚濁物質がほとんど残っていないので、分解は短期間で終了してしまいます。
工場や排水処理場など常時汚濁を追加する環境では、上記のような分解処理が連続しておこなわれます。

導入の仕方はどうなりますか?

導入前に事前調査を少なくとも2回行います。まずはSTEP1(可能性の検討)とSTEP2(オーダーメイド微生物の開発とラボテスト)です。この2回の調査を経て、3つの導入方法のうち、どれが適当か、お客様と打ち合わせをして決定します。

汚泥の量はどれくらい減らせますか?

汚泥の成分が有機物がほとんどの場合は、最大で90%以上容量を減少させることができます。
土砂などの無機物を含む場合でも、無機成分を除いた成分は上記とほぼ同じ割合で減少させることができるので、仮に無機分が4割含まれているとすると半分程度まで容量を抑えることが可能です。

汚泥の成分によって削減量が異なりますので、詳しくはお問い合せフォームからお気軽にご相談ください。

膜分離装置を組み合せることはできますか?

もちろん、可能です。膜分離装置にはさまざまなメーカーがあり、それぞれ特徴があります。膜分離に伴う改善効果(汚泥削減、小規模化、高度処理)はそのまま引き継がれることになります。

費用は高額ですか?どのくらいですか?

ケースにより異なりますのでお問い合わせください。
食品排水の一例では、活性汚泥法と比較して、初期費用は61%になります。また、ランニング費用は52%削減します。排水処理は20年~30年と使われるものも多いです。トータルで見ると費用は今までの約1/2になります。

人体に害はありませんか?

微生物は安全なものを使用しています。
なお、浄化した水の中で鯉が泳ぐ、安全な浄化水となります。

排水の質が変わって、オーダーメイド微生物が合わなくなったらどうなりますか?

微生物が合わなくなった場合でも、放流水質はほぼ変わりません。しかし、SS=汚泥が増えることとなり、余剰汚泥発生量がやや増加します(例として汚泥転換率が5~15%程上昇します)。

微生物の供給体制はどうなっていますか?

弊社が責任を持って供給させて頂きます。ただし、万一弊社が供給できない場合に備えて、供給先はもう1カ所保有していますし、貴社側で「お守り」としてバックアップを持って頂くことも可能です。
具体的な話として進む場合は、条件がございますので、別途打ち合わせをさせて頂きます。

管理が楽になると聞いたのですが?

はい。貴社の状況を調査し、それに応じた処理方法をご提案します。原因を整理し、それに対しての対応策を模索する中で弊社の微生物技術をご活用頂けます。
例えば、現場では様々な問題がありトラブルが起こりやすくなっているのかもしれません。理想的には排水処理の新設や、工場移転時、新工場建設時、等にご相談頂けるとメリットの最大化が量れます。

メンテナンスは必須ですか?微生物の追加も必要ですか?

はい。現場は刻一刻と変化し、それに応じての対応が必要です。メンテナンス契約は必須となります。
メンテナンス契約の目的は、貴社の排水管理を楽にするためです。工場側の生産品目が大幅に変わったとしても、弊社側で微生物をオーダーメイドして変更調整し対応します。装置や薬品では無く、微生物が出来る範囲は微生物に任せることで、コスト削減や環境負荷面にも貢献します。微生物の追加は基本メンテナンスの範囲内で対応させて頂きます。

バルキングは無くなりますか?

バルキングの原因菌の増加を抑制しますので、発生しにくくなります。
バルキングの原因が油分の場合、油分そのものを分解することで、スッキリ解消した実績があります。

微生物の販売をしてもらえるのか?

弊社は微生物製剤の販売をしていません。
弊社は貴社の状況に応じた微生物を利用し「安心して排水処理できる」価値の提供を行っています。

微生物による反応はどのような反応(メカニズム)ですか?

基本は酸化分解による、生物による化学的反応です。レアライトや固定化担体という触媒を通して反応が進みます。有機物は、微生物の酵素により、酸化され、低分子化し、最終的には二酸化炭素と水になります。

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